脳卒中後遺症・
脳神経後遺症外来

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渋谷区の脳卒中後遺症・脳神経後遺症外来

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気で脳血管障害とも呼ばれています。脳卒中を発症すると、身体機能や言語機能が失われたり、場合によっては死に至ることもあります。
脳卒中には、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、破れる「脳出血」や「くも膜下出血」があります。 脳卒中は、はじめは軽症であっても何度も再発を繰り返しながら後遺症が重くなっていく病気です。一旦脳卒中を起こすと、ほぼ完治する人は約20%で、73%の方は何らかの後遺症を残し、死亡する人は7%と報告されています。一度脳卒中を起こした患者さんは再発しやすく、発症後1年で10%、5年で35%、10年で50%の人が再発するといわれています。
現在は、急性期治療の発達に伴い死亡率は低下し、機能予後も改善してきています。しかし、医療行為が最適な時期に最適な方法で受けられるのは一部であり、また慢性期に有効な治療がほとんどないことからも介護保険の要介護認定患者の原因疾患では未だに脳卒中が1位(36.6%)を占めているのが現状です。
脳卒中の代表的な後遺症には運動障害と認知機能低下があります。運動障害に関しては、日常生活に与える影響は障害巣の大小よりも、むしろ障害部位とそれに関連する神経症状の部位によって決定され、リハビリが必要です。そのため、脳卒中後遺症を改善させるためには、リハビリをしながら、サイトカインカクテル療法(幹細胞培養上清治療)をすることで、脳卒中を起こした領域の血流を再生が期待できます。もちろん、点鼻に加えて、サイトカイン(歯髄幹細胞培養上清治療)療法を追加することで、さらに効果が期待できます。 脳卒中後遺症・脳神経後遺症外来は脳卒中と神経系の後遺症改善を目的として外来です。
当院では再生医療と脳神経外科どちらにも精通した脳神経外科専門の医師が診療ので、安心してご相談、ご受診下さい。

脳卒中後遺症・脳神経後遺症外来の治療方法

当院では後遺症改善に「サイトカインカクテル療法(歯髄幹細胞培養上清治療)×EECP(最新リハビリ機器)」という新しいご提案を行っております。
これは再生医療と先進医療リハビリ機器(EECP)を組み合わせた、新しい治療法で今までは根本的な回復が困難と言われていた脳卒中や脊髄損傷の後遺症などに対し、損傷された箇所の再構築を目指す方法です。
再生医療の役割はリハビリの効果をより得るための下地作りです。
当クリニックではサイトカインカクテル療法の後に、EECPを行うことで、脳や神経に刺激を与え、幹細胞の神経細胞再生能力の効果をより高めることを目的とした、再生医療×リハビリを推奨しております。
サイトカインカクテル療法(歯髄幹細胞培養上清治療)は、脳卒中後遺症、筋萎縮性側索硬化症(ALS),認知症脊髄損傷などの脳神経の後遺症を改善する可能性が報告されてきています。

サイトカインカクテル療法とは

サイトカインカクテル療法とは

サイトカインカクテル療法は、歯髄幹細胞から分泌されるサイトカインを利用し脳内に存在する幹細胞を活性化して自己修復を促す治療の再生医療で、脳卒中の後遺症の軽減やリハビリ効果が高まることが報告されている治療法です。
札幌医科大学では、脊髄損傷に伴う麻痺により歩行が困難だった患者様が、自己幹細胞を投与することで症状が改善し、数週間後には自立歩行が可能になった症例などを報告しています。ただし、幹細胞移植治療を行う場合には、成人の幹細胞は数が少ないため、ある程度の効果を上げるには培養することで幹細胞の数を増やす必要があります。ところが、この培養の過程で遺伝子レベルの変化が起こることにより、細胞が腫瘍化(がん化)する可能性などの報告もなされており安全性の問題が指摘されています。
その後の研究で、幹細胞移植治療による効果は、実は投与された幹細胞自体が損傷の修復に寄与しているのはごくわずかで、ほとんどは投与された幹細胞から分泌される サイトカイン(成長因子)を自己の幹細胞が受け取り、損傷を修復していることが判りました。 実際に幹細胞から放出される各組織の指令系統を担当するサイトカインを利用することで、幹細胞移植治療と同等の効果があることが名古屋大学より報告されています。
また、名古屋大学より歯髄幹細胞から分泌されるサイトカインは脳神経細胞にも効果が認められ、脳卒中後遺症の運動麻痺が軽快したという報告もなされています。
サイトカインは細胞ではなくタンパク質のため腫瘍化(がん化)しません。また、幹細胞移植治療と同レベルの治療効果が期待できる再生医療として サイトカインカクテル療法 に注目が集まっています。

期待できる効果

効果の一例としては、個人差がもちろんありますが、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)後遺症、及び筋萎縮性側索硬化症(ALS),認知症,脊髄損傷などの脳神経の後遺症の軽減やリハビリ効果が高まることが報告されています。
脊髄損傷に伴う麻痺により歩くことが困難だった患者様が、サイトカイン療法で向上し、数週間後には自立歩行が可能になった症例なども報告されています。

  • 運動障害の改善、失語症・言語障害の改善
  • 感情や行動の改善、痺れ・痛みの改善
  • 視覚障害の改善 感覚障害の改善 排尿障害の改善

対象となる方

  • 脳卒中を中心に、脊髄損傷、パーキンソン病などの後遺症にお悩みの方
  • 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)を中心とした病後の状態
  • 退院直後から、発症後長期経過の方まで
  • 病後の後遺症が重度の方から、比較的軽度の方まで
  • あらゆる年代、性別の方
  • 点滴×リハビリという新しい医療に興味がある方
症状別

片麻痺、半身麻痺、両麻痺、拘縮、痙縮、しびれ、めまい、疼痛、感覚障害、嚥下障害、失語症、構音障害、失行、失認、注意障害、高次脳機能障害、意識障害など

治療法・投与方法

後遺症の軽減やリハビリ効果を高めるため、歯髄幹細胞から分泌されるサイトカイン(タンパク質)を使用した治療をおこないます。各組織の指令系統を担当するサイトカインを使用するこの治療では、幹細胞移植治療と同等の治療効果が期待されています。
投与方法は、点滴と脳への薬物移行性があり、痛みを伴わない方法である点鼻投与があります。まず1~2週間おきに点鼻をおこないます。

点鼻投与
  1. 嗅球から細胞間質を経て脳介在部に至る経路
  2. 三叉神経から脳幹、脊髄に至る経路
  3. 粘膜内の毛細血管により、内服や点滴より短時間かつ高濃度のサイトカインが脳内に到達する。
施術後の痛み

報告はありません。

治療効果発現

個人差がありますが、翌日から実感できる場合もあります。 治療法

治療法

1週間間隔、ついで2週間間隔に点鼻および点滴をおこないます。

サイトカイン療法(歯髄由来幹細胞上清液)

サイトカイン治療(点鼻)

点鼻によって脳神経に乳歯幹細胞培養上清液を届けます。
その結果、損傷を受けた脳の神経細胞を再生することが期待でき、症状の改善を見込める治療法*1です。
初診時は、医師により点鼻投与をし、その後1ヵ月分の点鼻薬も併せて処方。ご自身で毎日投与いただけます。
症状の改善効果を高めるためには、まず1~2週間おきに、点鼻を行います。
*1Inoue, T., Sugiyama, M., Hattori, H., Wakita, H., Wakabayashi, T., and Ueda, M.(2013). Stem cells from human exfoliated deciduous tooth-derived conditioned medium enhance recovery of focal cerebral ischemia in rats. Tissue Eng. Part A 19, 24–29. doi: 10.1089/ten.TEA.2011.0385

特徴
  • 発症後の年数に関わらず治療が可能で効果が期待できる。
  • 手術や痛みを伴わないため、対象年齢に制限がない。
  • 回復期・慢性期(維持期)の後遺症にも有効。
  • 腫瘍化、がん化のないタンパク質(サイトカイン)を使用した治療法である。
  • 低価格(※従来の施術法との比較において)

従来の幹細胞注射は一回の治療に約300万円ほどかかり、複数回おこなうことで非常に経済的負担の大きなものでした。 当院でご紹介する「サイトカインカクテル療法」は、従来の幹細胞注射の1/10程度の価格で幹細胞培養上清を用いた治療をお試しいただけるものとなっております。 ※こちらの治療は自由診療となり公的医療保険は適用されません。

注意事項

新しい治療法のため、長期での体への影響が確認されていない。 自己の再生力を利用した治療法のため、効果や効果が現れるまでの期間に個人差がある。 ごく稀に、発疹(アレルギー反応)がみられることがあります。

乳歯歯髄幹細胞およびサイトカインカクテルに関する報告
  • 乳歯歯髄幹細胞は増殖能と分化能に優れ、免疫原性(アレルギー反応など)も低い。
  • 歯髄幹細胞移植による下肢運動機能の回復効果は骨髄由来の幹細胞より強力である。
  • 歯髄幹細胞が神経外胚葉と中胚葉の性格を兼ね備えた幹細胞である。
  • 幹細胞移植治療における機能障害の回復効果は移植細胞によって分泌された成長因子(サイトカイン)によるparacrine効果(自己以外の細胞から分泌された物質が、自己の細胞に影響を与えることによる効果)が大きい。
  • 乳歯歯髄由来サイトカインカクテルの効果は、サイトカインによる

① 神経栄養保護作用、②血管新生作用、③神経再生であると考えられる。
点鼻投与は、嗅球から細胞間質を経て脳介在部に至る経路、および三叉神経から脳幹、脊髄に至る経路により、内服より早期にかつ高濃度の薬物が脳内に到達する。

サイトカインカクテル療法症例

年齢

70代男性

診断

左小脳梗塞

症状

左顔面しびれ、歩行障害、感覚障害

現病歴

左顔面しびれ、歩行障害、感覚障害で発症。他院救急搬送され、小脳梗塞の診断で入院加療。
その後リハビリ病院に転院。発症3ヶ月後当院に受診。 後遺症として、左顔面に痺れと歩行障害,右半身に全体に感覚障害を認めた。

治療

サイトカインカクテル療法

投与期間

半年

経過

運動障害の改善、感覚障害の改善が認められた 頭部MRIでは梗塞範囲巣の縮小が確認できた。

副作用

なし

当院受診時MRI

受診時初見:頭部MRIでは左小脳に梗塞範囲を認める


治療開始 3ヶ月

治療後MRI初見:頭部MRIでは左脳の梗塞巣の縮小が確認できた。

料金

診療カウンセリング料
メニュー 価格
医師による診察・カウンセリング 11,000円
感染症検査(採血) 11,000円
点滴によるサイトカインカクテル療法(歯髄由来幹細胞上清液)

1~2週間間隔で投与します。

回数 価格
1回 165,000円
4回 550,000円
8回 990,000円
点鼻によるサイトカインカクテル療法(歯髄由来幹細胞上清液)
回数 価格
1クール:4回 350,000円
1回(1週間分)
1週間間隔で4回行い、評価をします。
88,000円
脳卒中の幹細胞治療

費用(税込)
診察料 11,000円
血液検査 16,500円
自己脂肪由来間葉系幹細胞投与1回 1億個 1,650,000円
細胞保管費用(2年目以降) 44,000円

※遠方で当院を受診できない患者さまは、オンライン診療で診察を行い、お薬はクール宅急便で、ご自宅のお送りします。また、梱包代2200円(税込)と着払いでの受け取りになります。

診療方法

クリニックに直接来院
オンライン診療

オンライン診療

診察はオンライン診療でも行うことが可能ですので、全国どの地域の方でも気軽に受診して頂けます。私たちは、患者様やそのご家族の方々の心に寄り添い、強くお持ちになられている「諦めたくない気持ち」を大切にし、じっくりとお悩みをお伺い致します。
サイトカインカクテル点鼻薬をご購入の方は日本全国に発送可能で、オンライン診療後に1回(1週間分) 88,000円(税込)~お届けいたします。今まで近くの病院では対応不可能だった治療がご自宅で行えます。最初はお話だけ聞きたい、相談したい事がある、という方はオンライン診療一回11,000円(税込)にて承りますのでまずはお気軽にオンライン診療をご予約ください。
まずはお問い合わせ下さい お一人お一人の症状に対するお悩みにしっかり対応し、ご希望に応じて、医師の診察などのご紹介をさせていただきます。

診療の流れ

問診

体調や症状、既往歴、内服薬の有無などについてお聞かせください。
ご家族による客観的な見解も頂きたいので必ず付き添いをお願いいたします。

脳神経外科専門医師による神経学的診察

脳神経外科専門医が専門的な立場から診察を行います。

検査・画像診断

MRIによる脳の画像診断をおこないます。
同時に、血液検査、胸部レントゲンなどの測定も必要に応じて行います。

診察

以上の診断と検査結果を踏まえ、高次脳機能障害の診断およびその程度の評価を行います。
治療法などについて医師から説明があります。

お会計・次回ご予約

お会計の際に次回のご予約のお取りください。
次回の診察がスムーズに進んで頂けます。

EECP療法

EECP療法

下肢に装着する「カフ」が、心臓の拡張に合わせて加圧し、大動脈の血流循環を補助します。
難治性の狭心症・心不全・認知機能、脳梗塞後遺症・免疫機能・ED(勃起不全)・糖尿病の改善、痩身効果、筋肉疲労回復、運動機能向上などが期待できます。
心血管のエクササイズが促され、血管内皮細胞の若返りが期待できます。
また、継続的な血管拡張と血流改善によって、全身の細胞が効率よく酸素・栄養を取り込むため、私たちが本来持っている「自然治癒力」の回復がもたらされます。
バルーンパンピング効果によって血流が改善します 。
心臓・血管の若返りによって、良好な血流が維持されます 。
全身の細胞が、効率よく酸素・栄養を取り込みます。
全身の細胞の代謝が向上し、さらなる若返り効果、痩身効果が期待できます 自然治癒力が回復するとともに、エイジングケア効果がもたされます

当院のオリジナル治療であるサイトカインカクテル療法×NMN療法も脳卒中後遺症に有効と判断されます。 NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)とは、ビタミンB3に含まれる分子の1つであり、アメリカのハーバード大学医学部での研究によって、若返りの効果が示されました。
NMNはヒトの体内でも生成されるものですが、加齢とともにその量が低下していきます。 NMN点滴では、臓器や組織の修復において大きな役割を担っているNMNを、点滴によって身体に取り入れ、美容面・健康面での若返りを図ります。
若返り効果に影響する長寿遺伝子の活性化で身体機能が改善することによって、「老化防止」「肌質改善」「病気や身体機能の改善」といった大きく3つの効果が期待できます。

・NMNは細胞を回復させ、脳出血、脳卒中後のストレスを低下させることができるという結果が明らかに開示されています。*2*3
・脳出血後NMNの投与によってマウスの神経機能が改善させたことを報告しています。脳内出血の24時間後にNMNを投与したマウスは、投与しなかったマウスよりもよく歩き神経機能が回復したことを示しました。*4

出展

*2 Liang Shu, Xiaolei Shen, Yaxue Zhao, Xinwei He, Jiawen Yin, Jingjing Su, Qiang Li, Jianren Liu. Mechanisms of transformation of nicotinamide mononucleotides to cerebral infarction hemorrhage based on MCAO model. Saudi J Biol Sci, 2020; DOI: 10.1016/j.sjbs.2019.12.023. *3 Priya Jhelum, Bhanu Chandra Karisetty, Arvind Kumar, Sumana Chakravarty. Implications of epigenetic mechanisms and their targets in cerebral ischemia models. Curr Neuropharmacol, 2017; DOI: 10.2174/1570159X14666161213143907.
Wenjun Li, Shaohua Yang. Targeting oxidative stress for the treatment of ischemic stroke: Upstream and downstream therapeutic strategies. Brain Circ, 2016; DOI: 10.4103/2394-8108.195279.
Liang Shu, Xiaolei Shen, Yaxue Zhao, Xinwei He, Jiawen Yin, Jingjing Su, Qiang Li, Jianren Liu. Mechanisms of transformation of nicotinamide mononucleotides to cerebral infarction hemorrhage based on MCAO model. Saudi J Biol Sci, 2020; DOI: 10.1016/j.sjbs.2019.12.023.
Chih-Hao Yang, Ting-Lin Yen, Chia-Yuan Hsu, Philip-Aloysius Thomas, Joen-Rong Sheu, Thanasekaran Jayakumar. Multi-targeting andrographolide, a novel NF-KB inhibitor, as a potential therapeutic agent for stroke. Int J Mol Sci, 2017; DOI: 10.3390/ijms18081638. *4https://shokou-lifetech.com/news/nmn-brain/

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