PED
(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)

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PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)とは

PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)とは患者様のお身体への負担が少ないことを「低侵襲」と表しますが、この低侵襲な手術の代表が、細い内視鏡を使って行う「内視鏡下手術」です。
メスで皮膚を大きく切開する必要がなく、また治療が必要な臓器に到達するまで、その通り道にある組織への影響を最小限に留められます。
結果、早期退院・早期社会復帰が可能となり、感染症のリスクも抑えられます。患者様のお身体、そして生活への影響も少ない手術と言えるでしょう。

PEDの特徴

PEDの特徴

直径7mmの微小内視鏡で行う手術で、炎症している部分へ針を直接差し込み、手術をします。
そのため骨や筋肉の組織部分を傷つける事なく治療が可能です。

PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)の対象疾患

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰椎外側陥凹狭窄
  • 腰椎椎間孔狭窄
  • 頚椎症性神経根症
  • 頚椎椎間板ヘルニア

PEDのメリット・
デメリット

メリット

傷痕が目立たない
術後の痛みが少ない
術後の回復が早く、感染症・呼吸器系の合併症のリスクが少ない
早期社会復帰が可能

デメリット

  • 術者に高度な技術、経験が求められるため、手術可能な医療機関が少ない

PEDの治療の流れ

カメラ、ライト、吸引装置を備えた極細の内視鏡を挿入し、その内側に器具を通してヘルニアの摘出を行います。
局所麻酔下で60~120分で終わる手術です。
切開は約7ミリと低侵襲であり、抜糸も不要です。
当院では日帰り手術で対応が可能です。

経椎弓間アプローチ法(Inter-Lamina法:IL法)

背中の真後ろから切開を加え、内視鏡を挿入し、ヘルニアを摘出します。
手術時間は通常、60〜120分となります。

経椎間孔アプローチ法(Trans-Foraminal法:TF法)

背中の中心からやや横にそれた位置に切開を加え、内視鏡を挿入し、ヘルニアを摘出します。
手術時間は通常、60~120分となります。

PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)の症例

症例1

左下肢痛が出現。近医クリニックで内服加療を行っていたが改善ないため受診。
腰椎MRIで左L4/5外側椎間板ヘルニアの診断。

【術前MRI】

腰椎MRI:左L4/5外側椎間板ヘルニア
所見説明:左L4/5外側に椎間板ヘルニアがあり神経根の圧迫を認める

【術前MRI】

【内視鏡画像】

経皮的内視鏡下椎間板摘出術にて椎間板ヘルニアを摘出
十分に減圧できて神経の圧迫がとれた所見です

【内視鏡画像】

【術後MRI、CT】

術前にみられた椎間板ヘルニアが摘出された所見
所見説明:術前に認めた左L4/5外側に椎間板ヘルニアが摘出されて神経根の圧迫がなくなり減圧できた所見です

【術後MRI、CT】
【術後MRI、CT】
【経過】

PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)を施行。術後症状軽減し自宅退院

治療内容

6~8mm程皮膚を切り内視鏡を挿入します。治療はモニターを見ながらヘルニア等の患部を除去します。また一部骨をドリルで削開します。

治療期間

半日(日帰り)

費用

154万円

リスク・副作用

リスク・副作用 術後血腫、感染、神経損傷
治療部位の皮下出血や血腫、腫れなどが起きる事があります。手術では最大限清潔な操作を行っておりますが、感染症をおこす事があります。手術操作によって,神経を障害する可能性があり,神経損傷による麻痺、下肢知覚鈍麻が起こることがあります。

症例2

右殿部の痛み、右下肢のしびれがあり他院で腰椎椎間板ヘルニアの診断で内服加療していたが改善ないため当院受診。
腰椎MRIで右L4/5椎間板ヘルニアの診断。

【術前MRI】

腰椎MRI:L4/5椎間板ヘルニア

【術前MRI】

【内視鏡画像】

経皮的内視鏡下椎間板摘出術にて椎間板ヘルニアを摘出

【内視鏡画像】

【術後MRI、CT】

術前にみられた椎間板ヘルニアを摘出し神経への圧迫がとれた所見

【術後MRI、CT】

【経過】

PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)を施行。症状軽減し自宅退院

治療内容

68mm程皮膚を切り内視鏡を挿入します。治療はモニターを見ながらヘルニア等の患部を除去します。また一部骨をドリルで削開します。

治療期間

半日(日帰り)

費用

154万円

リスク・副作用

リスク・副作用 術後血腫、感染、神経損傷
治療部位の皮下出血や血腫、腫れなどが起きる事があります。手術では最大限清潔な操作を行っておりますが、感染症をおこす事があります。手術操作によって,神経を障害する可能性があり,神経損傷による麻痺、下肢知覚鈍麻が起こることがあります。

症例3

右殿部痛、右膝周囲まで痛みが悪化し内服加療で改善ないため当院受診。
腰椎MRIで右L4/5 外側椎間板ヘルニアの診断。

【術前MRI】

腰椎MRI:L4/5椎間板ヘルニア

【術前MRI】

【内視鏡画像】

圧迫がとれた右L4神経根

【内視鏡画像】

【術後MRI、CT】

術前にみられた椎間板ヘルニアを摘出し神経への圧迫がとれた所見

【術後MRI、CT】

【経過】

PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)を施行。症状軽減し自宅退院

治療内容

6~8mm程皮膚を切り内視鏡を挿入します。治療はモニターを見ながらヘルニア等の患部を除去します。また一部骨をドリルで削開します。

治療期間

半日(日帰り)

費用

154万円

リスク・副作用

リスク・副作用 術後血腫、感染、神経損傷
治療部位の皮下出血や血腫、腫れなどが起きる事があります。手術では最大限清潔な操作を行っておりますが、感染症をおこす事があります。手術操作によって,神経を障害する可能性があり,神経損傷による麻痺、下肢知覚鈍麻が起こることがあります。

PEDとMEDの比較

PED MED
7mm 2~3cm
麻酔 (局麻)全麻 全麻
出血 少量 約50ml~
手術時間 60~120分 90分~150分
入院期間 なし 1週間
術後安静 3時間後歩行 翌日起立

PEDの手術費用の目安

治療箇所 費用
1カ所 1,540,000円(税込)

※PED法は、保険が適用されません。自費診療扱いとなります。

手術のリスク・
副作用について

  • 術後血腫
  • 感染
  • 神経損傷

当院ではこれらの可能性を出来る限り低くするため、診断機器の導入、技術の研鑽を行っております。
手術の際のリスクは患者様にしっかりと説明致しますので、心配事は当院までご相談ください。

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