■患者様
80代 男性
■疾患・症状
・右椎間孔狭窄(L4/5)
・腰部脊柱管狭窄症(他院でL5/S後方固定除圧後
・分離すべり症(他院でL5/S後方固定除圧後)
■治療前の経過
1年前から右足先と右殿部の痛み、右下肢の痛み、しびれがあり腰椎MRIでL5分離すべり症と診断され、他院でL5/S後方固定除圧術(ボルトの手術)を施行。術後、右足外側の痛みはよくなったが、右下肢内側の痛み、しびれが悪化し改善しないためその後当院受診されました。手術を行ったL5/Sの除圧範囲は問題ありませんでしたが、腰椎MRIで右椎間孔狭窄(L4/5)を認め現在の症状(右下肢内側の痛み)は右L4神経根の症状と一致しました。日帰り手術を希望され当院受診された患者様です
■診察と検査結果
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に右椎間孔狭窄が認められ右L4神経根の圧迫を認めました。
■施術内容
・PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下術)PL法
・濃縮血小板由来の成長因子(再生医療)
右下肢内側の痛み、しびれは後方固定除圧後の合併症である隣接椎間障害によるものでした。腰椎MRIから右L4/5椎間孔の狭窄症が原因と判断しPEL(脊柱管狭窄症内視鏡下術)PL法を行っております。L5/Sの他院で手術した部位は再発がないためL5/Sの治療は行っておりません。
また神経修復作用の効果を期待して同時に濃縮血小板由来の成長因子(再生医療)を行いました。
■術中画像
【内視鏡画像】
内視鏡画像で他院で行った固定術のスクリューヘッドが確認できました。
狭窄症内視鏡下手術にて右L4/5椎間孔狭窄部位をドリルで骨を削開しました。
椎間孔狭窄の圧迫がとれて右L4神経根が確認できました。
■治療後の経過
術後1ヶ月、3ヶ月に神経修復に効果的な濃縮血小板由来の成長因子(再生医療)をレントゲンみながら注射しております。
【術後MRI】
術前にみられた狭窄部位の圧迫がとれて椎間孔が広がった所見
今回の患者様は、右L4/5椎間孔の狭窄症が症状の要因だと考えられます。
主症状としては、右下肢内側の痛みとしびれがありました。治療後は下肢痛みが無くなりしびれの範囲も狭くなりも徐々にとれていきました。
ご本人は、他院で手術を行ってその後痛みが悪化して内服加療で改善できず諦めていたそうです。治療後は右下肢のいたみがとれてウォーキングができるようになって、治療して良かったと喜ばれておりました。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
■今すぐお問い合わせ
https://www.omotesando-amc.jp/consultation/
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
https://www.omotesando-amc.jp/pel/
https://www.omotesando-amc.jp/day_surgery/
■治療法
・PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下術)
・濃縮血小板由来の成長因子(再生医療)
■治療期間
日帰り
■治療費用
1,540,000円(税込)
■リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に術後血腫、感染、神経損傷のリスクが出現することもあります。